掲載:2012年6月18日

6~10月は食中毒に注意 ラクーン新聞 第29号

加圧トレーニングを効果的に行っていただくためのポイントや、加圧トレーニングをしていてふと気になる様々な疑問にお答えする「ラクーン新聞」。第29号は「6~10月は食中毒が起こりやすい時期です!!」です。

6~10月は食中毒が起こりやすい時期です!!

梅雨の時期~夏の暑い時期は、1年間で最も食中毒が起こりやすい時期です。これからの季節に食中毒を起こさないよう、今回は食中毒の基礎知識や予防方法などを詳しくお伝えします☆ 1 年間で起こる食中毒の 70%は 6~10 月に起こります。食中毒にかかると下痢・嘔吐・腹痛・発熱などの症状が出ます。蒸し暑くなるこれからの時期は最も注意が必要です! これからの時期に起こりやすい食中毒の原因となるものはサルモネラ菌・黄色ブドウ球菌・O-157などです。

サルモネラ菌

サルモネラ菌はよく耳にする名前です。生の肉や加工肉、卵などにサルモネラ菌は付着しています。またネズミや ゴキブリ、ハエもこの菌を持っています。日常どこにでも存在している菌ですがサルモネラ菌は熱に弱く、60°Cで3分加熱すると、ほとんど死滅してしまうので簡単に予防することができます。

黄色ブドウ球菌

この菌は化膿した傷口や、ヒトの鼻腔で増殖します。調理する人の手や指先にキズがある場合は食品が汚染される確率が高くなり、手作りのおにぎりやサンドイッチ、お弁当などは時間が経つと菌が増殖しています。10 度以下の環境では増殖しないので、これからの時期はできるだけお弁当などは冷蔵庫に入れておくと安心ですね。

腸管出血性大腸菌:O-157

少し前に焼肉屋のユッケで話題になり、7月からは生レバーの提供禁止で話題となっています。腸管出血性大腸菌 は牛などの腸管にいる菌です。生レバーや加熱が不十分な肉を食べることで起こります。生レバー(肝臓)が禁止になったのは、肝臓の表面だけでなく内部にも腸管出血性大腸菌が存在していることがわかり、内部まで殺菌することは困難と厚生労働省が判断したからです。腸管出血性大腸菌が作りだすベロ毒素によって血便が出たり、意識障 害やけいれんが起こり、子どもやお年寄りなど抵抗力の弱い人がかかると最悪の場合、死に至ることもあります。

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