掲載:2012年7月21日

お酒は適量を飲めば生活習慣病予防になる!? ラクーン新聞 第30号

加圧トレーニングを効果的に行っていただくためのポイントや、加圧トレーニングをしていてふと気になる様々な疑問にお答えする「ラクーン新聞」。第30号は「お酒は適量を飲めば生活習慣病予防になる!?」です。

タバコは『百害あって一利なし』と言われていますが、お酒は『百薬の長』と言われ適量を飲めば、どんな薬よりも 健康のために良いと昔から言われています。

これからの暑い季節はビールが美味しくなりますが、適量を守って健康を維持してほしいと思います☆

お酒のいいところ&悪いところ

お酒を全く飲まない人より適量を飲んでいる人の方が死亡率が低く、逆に多く飲む人は高血圧や肝臓の疾患などにか かりやすく死亡率も高くなります。適量のアルコールは善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きがあるとされているからです。

お酒は適量を飲めば血行が良くなり、楽しい場で飲むお酒はストレス解消にもつながります。赤ワインはポリフェノールによる抗酸化作用や、白ワインは殺菌力があり食中毒の予防にもなるようです。

しかし毎日多くのお酒を飲むと高血圧や肝機能障害など以外にも高尿酸血症や食道がん、アルコール依存症などにかかる可能性もあります。

適量はどのくらい?

厚生労働省が定めている適度な飲酒量は、1 日にビールだと中ビン 1 本(500ml)、チューハイだと缶1本(350ml)、ワ インだと1/4本(180ml)、日本酒だと1合(180ml)がめやすです。しかし女性や高齢者、お酒に弱い人は、これより少 なめになります。そして大切なのが週2回は休肝日を設けることです!つまり適量を守り、週2日は飲まない日をつくることが健康にとって良い飲み方なのです☆

アルコールが分解される仕組み

口から摂取したアルコールは 1~2 時間かけて胃と小腸で吸収され、小腸から門脈という血管を通って肝臓に運ばれ、アセトアルデヒドという有害な物質に分解されます。そして最終的には血液にのって全身をめぐり、水と二酸化炭素 に分解されて汗や尿となって体外に出されます。アセトアルデヒドは吐き気や頭痛などの二日酔いの原因となります。つまり肝臓がアルコールを分解するスピードよりも早いペースで飲むと分解が間に合わなくなり、アセトアルデヒドが体内に残り、二日酔いになるのです。

アルコールの分解を助ける食べ物は?

居酒屋に行くと枝豆が出てきますよね。枝豆に含まれるビタミンやメチオニンというタンパク質がアルコールの分解を促し、肝臓の働きを助けているのです。

たくさん飲んだ次の日の朝は味噌汁が食べたくなりますよね。これは味噌に含まれるコリンという物質が疲れた肝臓 を修復させる働きがあるからなのです。

またお酒は利尿効果があるので、飲んだ後の身体は脱水状態となっています。ミネラルやビタミンを含む果物や水分をたっぷり摂ると二日酔いの予防にもなります!

続きは下記PDFをご覧ください。

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